【PR】Blackview
PS5のリモートプレイを、寝室やダイニングでも使いたい。そう思ってタブレットを探し始めると、ほぼ必ず同じ一文にぶつかりますよね。「AndroidならSnapdragon 800番台以上を目安に」。
この一文を真に受けると、選択肢はいきなり5万円以上のハイエンド機だけになります。2万円台のAndroidタブレットは全部候補から外れる。でも、これは本当にソニーが決めた条件なのでしょうか。
気になったので、PlayStation公式のリモートプレイのページとサポートページを、動作要件の記載だけ拾って読み直しました。結論から言うと、SoC(チップ)の名前や性能を指定する要件は、公式のどこにも書かれていません。公式が求めているのはOSのバージョンと回線速度だけでした。
この記事では、その公式要件を物差しにして、2万円台のAndroidタブレット「Blackview LINK 5」がどこまで条件を満たすのかを見ていきます。そして、どこから先は「分からない」のかも、そのまま書きます。先に断っておくと、この端末でリモートプレイを実際に試した報告は、ネット上に1件も見つかりませんでした。
もうひとつ先に。LINK 5は11インチのAndroidタブレットです。Wi-Fiモデルなので、SIMカードは挿さりません。同じBlackviewでもWaveシリーズはスマホですが、これは別物です。ここを勘違いすると「外で使えない」という一番痛い誤算になるので、最初に書いておきます。
結論から:ソニーが求めているのは「Android 9以降」だけだった

みなさん、PlayStation公式のリモートプレイのページって読んだことありますか?そこに書かれているAndroid端末側の条件は、これだけです。
| 条件 | 公式が示している内容 |
|---|---|
| OSバージョン(画面タッチ操作で遊ぶ場合) | Android 9以降 |
| DUALSHOCK 4をBluetoothでつなぐ場合 | Android 10以降 |
| DualSenseをBluetoothでつなぐ場合 | Android 12以降 |
| 回線速度 | 上り下りとも最低5Mbps/推奨15Mbps |
| チップ(SoC)の指定 | 記載なし |
リモートプレイ本体のページも、モバイルデバイス対応のサポートページも見ました。でも「Snapdragonの何番台以上」「メモリ何GB以上」といった性能の下限は、一切示されていません。詳細はGoogle Playストアのアプリ詳細を見てください、と案内されているだけ。つまり公式が引いている線は、OSのバージョンと回線速度の2本だけなんですね。
ただ、これは「安いタブレットなら何でも動く」という意味ではありません。公式が動作を保証する範囲が、そもそも狭いんです。ソニーは「このチップ以上なら快適です」とも言っていない。「このチップ未満では動きません」とも言っていない。だからこちら側で、公式が保証していない部分を自分の物差しで判断するしかありません。その物差しを作るのが、この記事の目的です!
ちなみに、コントローラーの条件だけは、はっきり線が引かれています。DualSense(PS5の純正コントローラー)をBluetoothでつなぐなら、Android 12以降が必要。ここは公式が明示している、数少ない具体的な要件です。中古で古いAndroidタブレットを買おうとしている人は、ここだけは先に確認してください。Android 9や10のままの端末だと、タッチ操作では動いてもDualSenseがつながりませんよ。
では「Snapdragon 800番台以上」はどこから来たのか
「Snapdragon 800番台以上」。この数字、タブレットを探しているとき何度も見かけたんじゃないでしょうか。先に正直なところを書きます。この言い回しの出どころは、特定できませんでした。
「Snapdragon 800番台以上が目安」という記述は、いくつかの解説記事に出てきます。でも、根拠として一次情報が示されているものは見つかりませんでした。大元の1件を突き止めることもできていません。はっきりしているのは、ソニーの公式資料ではないことだけ。現状これは「公式要件ではない、出典を特定できない通説」という扱いになります。
近い内容なら見つかりました。海外の解説記事に、こういう趣旨の記述があります。「Dimensity 700やSnapdragon 600番台といったミドル〜低価格帯のチップでは1080p表示でコマ落ちすることがあり、その場合は720pに落としたほうが滑らかに動く」。原文そのままではなく、検索結果で読めた範囲の要約です。これは「動かない」ではなく「設定を下げれば対処できる場合がある」という話ですね。型番の下限を引くものではありません。
逆方向の見解もあります。国内のゲーム攻略メディア(kamigame.jp)の解説です。「リモートプレイで重要なのは通信環境であり、タブレットの性能はそこまで求められない」「メモリ2GB以上あれば動く」。ハイエンドSoCは、あくまで快適性を高める参考例として挙がっているだけ。つまりSoCの型番を絶対条件として扱っている情報源のほうが、むしろ少数派でした。
誤解のないように書いておきます。通説が間違いだと言いたいわけではありません。ハイエンドSoCのほうが余力があるのは、当然です。ただ「800番台未満は候補外」という線の引き方には、根拠として示せるものが見当たらない。それだけの話です。買う前に選択肢を9割削るほどの根拠は、少なくとも公開情報の中にはありませんでした。
本当にボトルネックになるのはどこか

じゃあ実際、みなさんの環境ではどこで詰まるのか。公式要件と、確認できた仕様から逆算してみました。リモートプレイの体感を左右する要素は、3つに整理できます。この3つを自分の環境に当てはめれば、SoCの型番なんて覚えてなくても判断できますよ。
① 回線:必要なのは速さより「揺れなさ」
公式が求めているのは上り下りとも最低5Mbps、推奨15Mbps。いまどきの光回線なら、まず引っかからない数字ですよね。
むしろ効いてくるのは、その15Mbpsが安定して出続けるかどうかのほう。公式サポートも、低遅延のネットワークで最もよく機能するという書き方をしています。
なので、疑うべき順番はこうなります。
- PS5とルーターの距離・電波干渉
- 契約してる回線そのものの実効遅延
- ルーターの性能
タブレット側のWi-Fi規格が原因で詰まる場面は、この帯域要件ではあまり考えにくい。ここは後でLINK 5を評価するときに、そのまま効いてきますよ。
なお公式は、Wi-Fiでもモバイルデータ回線でも利用できると明記しています。有線接続を必須とする記載はありませんでした。「有線じゃないと無理」というのも、公式が言っていることではないんですね。ただしLINK 5はWi-Fiモデルでモバイル回線につなげません。外で使うなら、スマホのテザリングが前提になります。
② 映像:受け取るのは最大1080pの動画
リモートプレイの仕組みを整理します。PS5の画面をエンコードして端末に送り、端末側でデコードして表示する。つまりタブレットがやっているのは「動画の再生」に近い処理です。ゲーム自体の3D描画は、PS5側が担当します。ここがネイティブのゲームアプリと決定的に違うところ。
そして、ソニーのサポート記事によればPS5リモートプレイの映像は最大1080p。ネットワークの状態に応じて自動で下げられます。機種によっては、解像度の選択肢自体が表示されないこともあります。つまり端末側に求められるのは「1080pの映像をリアルタイムでデコードできること」。それ以上ではありません。
この「1080pのデコード」、いまのタブレット向けチップには特別重い処理ではありません。動画のハードウェアデコード機能は、エントリー向けのチップにも載っていますからね。通説が思わせるほど高いハードルにはならない。理由はここです。
③ 入力:コントローラーをどうつなぐか
タッチ操作のオンスクリーンコントローラーでも遊べます。ただ、アクションゲームを触るなら、現実的にはコントローラーを別途つなぐことになります。前述のとおり、DualSenseはAndroid 12以降。DUALSHOCK 4はAndroid 10以降でBluetooth接続に対応します。
そして、ここがスペック表だけでは判断できない部分です。ボタンを押してから画面に反映されるまでの遅れ。これは映像のデコード性能だけで決まりません。Bluetoothの実装、タッチ入力の処理、OS側の最適化にも左右されます。どのメーカーもこの数値を公開していないので、最終的には実際に触ってみないと分かりません。この記事の後半で「ここから先は言えない」と書くのは、主にこの部分です。
ちなみに、同じコントローラーをPCでも使い回したい人も多いですよね。手元のPS4/PS5コントローラーをSteamで使う手順は、別記事にまとめてあります。必要ならPS4コントローラーをPCで使う設定はこちら、PS5コントローラーの接続設定はこちらをどうぞ。ペアリングの考え方は、タブレット側でも大きくは変わりません。
この物差しで見ると、2万円台のLINK 5はどうなるのか
お待たせしました、ここでようやく製品の話です!Blackview LINK 5は、2026年9月1日時点でタイムセール価格22,998円(税込)の11インチのAndroidタブレットです。まずは確認できている仕様を並べます。
| 項目 | Blackview LINK 5 |
|---|---|
| 種別 | Androidタブレット(Wi-Fiモデル/SIMスロットなし) |
| 画面 | 11インチ IPS・1280×800・60Hz |
| OS | Android 17(Android 17は2026年6月にGoogleが安定版を公開) |
| プロセッサ | Allwinner A537 オクタコア(最大2.0GHz)/GPU Mali-G57 |
| メモリ | 販売ページの表記は16GB※内訳非公開。公式サイトは「物理8GB+仮想24GB」と記載しており出典間で一致しません |
| ストレージ | 128GB + microSD最大2TB |
| バッテリー | 8300mAh/USB-C 18W |
| 通信 | Wi-Fi 6/Bluetooth 5.4(モバイル通信・通話は非対応) |
| カメラ | 背面8MP/前面5MP |
| 生体認証 | 顔認証(指紋センサーの記載なし) |
| サイズ・重量 | 約25.7×16.8×0.8cm/約500〜570g※公式567g・販売ページ500gで記載が異なります |
| イヤホンジャック | 非搭載(公式サイトに明記) |
| 価格 | 22,998円(税込・2026年9月1日時点/参考価格39,999円) |
では、さっきの3つの物差しに当てはめていきましょう。
OSの要件は余裕で満たしている
搭載OSはAndroid 17。公式要件のAndroid 9以降は、もちろん余裕です。DualSenseの接続に必要なAndroid 12以降もクリアしています。公式が明示している数少ない条件について言えば、ここは文句なしです。
Android 17は2026年6月16日にGoogleが安定版を公開したもの。2026年8月時点で最新の安定版です。ただ「世界初のAndroid 17タブレット」という表現は、メーカー自身の宣伝文句。第三者が検証できる性質の主張ではないので、そこは話半分に受け取っておくといいですね。とはいえOSのバージョン自体は、リモートプレイの要件という点では実際に有利に働きます。
映像デコードは、スペック上は要求を上回っている
搭載チップはAllwinner A537。Allwinnerの公式製品ページに記載されている動画デコード能力は、こうです。
| 項目 | Allwinner A537の公称値 |
|---|---|
| 対応コーデック | H.264/H.265/VP9 |
| デコード最大解像度・フレームレート | 4K@30fps |
| CPU構成 | 2×Cortex-A73 + 6×Cortex-A53(最大2.0GHz) |
| GPU | Arm Mali-G57 MC1 |
リモートプレイの映像は最大1080p。対してこのチップは、4K@30fpsまでのハードウェアデコードに対応と公称されています。数字の上では、要求されている解像度を大きく上回る計算です。少なくとも「エントリー向けチップだからデコードが追いつかず映像が破綻する」という理屈は、スペック表の上では成立しません。
ただ、念のため書いておきます。これはチップ単体の理論値です。実際にその性能を引き出せているかは、メーカー側のドライバやOSの作り込み、そして熱設計次第で変わります。「チップの公称値としては足りている」ところまでが、確認できた事実の範囲です。
Wi-Fi 6は載っているが、そこが決め手にはならない
この端末はWi-Fi 6とBluetooth 5.4に対応。仕様表としては新しい世代です。ただ、ここで思い出してください。リモートプレイに必要な帯域は推奨15Mbpsです。Wi-Fi 6の理論値とは、桁が2つ違います。
だから「Wi-Fi 6だから快適に遊べる」とは考えないほうがいいです。帯域は最初から余っているので、そこを増やしても体感は変わりにくい。前の章で書いたとおり、体感を左右するのは主にPS5側の設置環境と、回線そのものの遅延ですからね。Wi-Fi 6は「足を引っ張らない」という意味では有利。でも、それ以上の期待はしないほうがいいです。
画面は1280×800。1080pの映像はそのままは映らない
ここは正直に書いておきます。この端末の画面は11インチで1280×800。フルHDではありません。リモートプレイが最大1080p(1920×1080)で映像を送ってきても、画面側は1280×800。縮小して表示されることになります。
11インチで1280×800は、画素密度にすると約137ppi。この価格帯としては低い部類です。実際、2026年8月20日時点で同じAmazonのページ上に並んでいたALLDOCUBE iPlay 70Eは、当時のLINK 5とほぼ同額の22,999円で1920×1200・90Hz・LTE対応でした。数字だけを並べれば、画面については向こうのほうが上ですね。
ですから、この端末を「画質で選ぶ」のは筋が悪いです。逆に言えば、リモートプレイのUIや体力ゲージが読めれば十分で、精細さは求めないという人なら、この画面を理由に候補から外す必要もありません。どちらの立場を取るか。次の章まで読んでから決めてください。
ここから先は言えない:実機で試した報告が1件も見つからない
ここがこの記事でいちばん大事な章です。
Blackview LINK 5でPS5のリモートプレイを実際に試したという報告は、調べた範囲で1件も見つかりませんでした。ブログ、レビュー記事、SNSの投稿、いずれもです。同じAllwinner A537を積んだ他機種(aiwa tab AB10)についても、リモートプレイに触れたレポートは見当たりませんでした。
つまり、ここまでに書いてきた「公式要件は満たしている」「デコード性能は公称値では足りている」というのは、全部スペック表の上での話です。実際に動かした結果ではありません。筆者も実機を持っていないので、確かめられていません。
そして、公開されている唯一の実機レビュー(androplus.jp)は、この端末について「動作がもっさりしている」「動画再生時に発熱する」「背面ガラスにきしみ音がある」と指摘しています。これは1件だけのレビューで、裏取りはできていません。ただ、無視していい情報でもありません。タッチ操作やUIの描画の時点で重さを感じる端末なら、リアルタイム性が問われるゲーム操作で同じ重さが出る可能性はゼロとは言えないからです。
もう一点、気になる不整合があります。Allwinnerの公式製品ページは、A537の対応OSとしてAndroid 13と15しか案内していません。LINK 5が謳っているAndroid 17への言及はありません。Blackviewが独自に対応させた可能性はあります。ただ、チップメーカー側の公式サポートが確認できない以上、動画デコード周りのドライバがどこまで安定しているかは未確認です。これは推測であって、不具合が報告されているという話ではありません。そこも合わせて書いておきます。
整理すると、こうなります。
| 言えること | 言えないこと |
|---|---|
| 公式のOS要件(Android 9以降・DualSenseはAndroid 12以降)を満たしている | 実際に快適に遊べるかどうか |
| チップの公称デコード性能は、リモートプレイの上限1080pを上回る | ボタン入力から画面に反映されるまでの遅れが実用的かどうか |
| 回線要件(推奨15Mbps)に対して通信仕様は十分 | リモートプレイ中の発熱の程度・バッテリーの持ち時間 |
| 公式が「非対応」と明言している事実は存在しない | 「動く」「動かない」のどちらの断定も |
この記事は「快適に遊べます」とは書きません。書けるだけの材料がないからです。同時に「動きません」とも書きません。公式が非対応と言っておらず、チップの公称性能も要求を上回っている以上、そちらも根拠のない断定になります。2万円台という価格で、この未確認部分を自分で引き受けられるかどうか。判断すべきなのは、そこです。
「スペックの読み解きではなく、実際に触った結果を知りたい」。そう思った人のために書いておきます。当サイトには、別の2万円前後のタブレットを実際に購入して検証した記事があります。書き方の温度差も含めて比べられるので、実際に触って検証した2万円前後のタブレットはこちらも合わせて読んでみてください。実機がある記事とない記事で、何が書けて何が書けないのかが、そのまま分かると思います。
リモートプレイ抜きでも成立する使い方はある
では、視点を変えてみましょう。リモートプレイの可否が未確認である以上、「それが動かなくても元が取れるか」で考えるのが現実的ですよね。この端末のスペックで、無理なく成立すると判断できる使い方を挙げていきます!
攻略サイト・Wikiを開きっぱなしにする。これがいちばん素直な使い道です。テキスト中心のページ表示は、エントリー向けチップでも負荷になる要素がありません。ゲーム中にスマホの小さい画面で攻略情報を見るの、地味に面倒じゃないでしょうか。それを11インチに置き換えられるだけで、実用上の価値はあります。
YouTubeやTwitchを流しておく。前述のとおりA537はH.264/H.265/VP9のハードウェアデコードに対応しています。一般的な配信解像度の再生は、スペック上カバーできます。攻略動画や誰かの配信を横に置きながらプレイする、という使い方です。
Discordを常時開いておく。テキストチャットも音声通話も、CPU負荷と帯域の要求は非常に小さい部類です。PCやPS5の画面を通話ウィンドウで潰さずに済む。マルチプレイをする人には、それなりに効きます。
攻略本や設定資料をPDFで読む。静止画の表示なので、処理は軽いです。11インチというサイズは、むしろPDFを読むのに向いています。1280×800でも、文字が読めないような解像度ではありません。
読むだけではなく、PDFに書き込んだり、長い資料を要約したりまでやりたい人は、PDFソフトUPDFを約1か月使って検証したレビューも書いています。
ここまでは、スペックから見て「成立する」と判断できる範囲です。ただ、念のため。これも筆者が実機で確かめた結果ではなく、仕様から論理的にそう判断できるという話です。実際のタッチの追従感や、広告読み込み時のもたつきまでは分かりません。
この端末をやめておいたほうがいい人
逆側もはっきり書きます。以下に当てはまる人は、22,998円でも買わないほうがいいです。
画面のきれいさを重視する人。同価格帯に1920×1200・90Hzの機種が実在する以上、画質を基準に選ぶならそちらです。この端末が価格対性能で勝っている、とは書けません。
タブレット本体でゲームを動かしたい人。リモートプレイはPS5側が描画を担当します。でも、原神クラスのネイティブゲームを端末上で動かすのは話が別ですよね。Allwinner A537はエントリー向けのチップ。唯一の実機レビューも、動作の重さを指摘しています。「ゲーミングタブレット」として買うと、期待外れになる可能性が高い構成です。
外に持ち出して単体で通信したい人。Wi-Fiモデルなので、テザリングかモバイルルーターが前提になります。外出先で使うつもりなら、この一点だけで運用のハードルが1段上がります。
NetflixやPrime Videoを高画質で見るのが主目的の人。販売ページの記載と第三者レビューの指摘が食い違っていて、筆者も確かめられていません。この点は後述の「買う前に必ず確認したい4つ」の④を必ず読んでください。
それから、そもそもAndroidである必要があるのか。ここも一度考えてみてください。ブラウザで攻略サイトを開いて、Discordを動かして、たまに簡単な作業もしたい。それだけなら、Windowsタブレットという手もありますよね。Windowsで使いたいならこちらに別の候補をまとめてあります。
買う前に必ず確認したい4つ
① 決済画面の価格を、自分の目で確認する
2026年9月1日時点、Amazonの商品ページはすでに22,998円(税込)で表示されています。以前あった「クーポンにチェックを入れないと安くならない」仕組みは終了していて、いまはチェック操作なしでこの価格が出ます。ただし参考価格39,999円の表示に惑わされず、カート・決済画面で実際にいくらになっているかは自分の目で必ず確認してください。価格は変動するものなので、この記事の数字を鵜呑みにせず、購入直前の表示を優先してくださいね。
② SIMは挿さりません(外で使うにはテザリングが必要)
LINK 5 はWi-Fiモデルです。SIMスロットがないので、単体でモバイル回線につなぐことはできません。外に持ち出して使うなら、スマホのテザリングかモバイルルーターが前提になります。同じBlackviewでも、WaveシリーズはSIMが挿さるスマホ。こちらは別カテゴリの製品なので、混同しないでくださいね。
③ 付属品の記載が販売ページ内で食い違っています
商品説明とA+コンテンツには「キーボード・マウス・タッチペンを含む8点セット」と書かれています。ところが商品詳細欄の「同梱コンポーネント」には、本体と取扱説明書のみと記載されています。同じページの中で内容が一致していません。付属品を目当てに買うつもりなら、購入前に販売ページの最新の記載を確認してください。出品者に問い合わせておくのも手です。
④ 動画を高画質で見るのが主目的なら、慎重に
販売ページには、Widevine L1対応と記載があります。Prime VideoやNetflixなどのHD再生に必要な仕組みですね。ただし公開されている実機レビューの中には、Widevine L1が正常に動作しなかったという報告もあります。筆者は実機を持っていないため、どちらが正しいかを確かめられていません。動画の高画質再生が購入の決め手になるなら、この点を確認できるまで判断を保留したほうが安全です。
価格の推移と、いまの表示価格(2026年9月1日時点)
買うと決めた人向けに、価格まわりの経緯をまとめます。
買う前にここだけ確認
2026年8月14日〜8月31日は、17,000円OFFクーポンを適用して22,999円になる仕組みでした。このクーポン企画は終了しています。2026年9月1日時点では、クーポン操作なしで表示価格そのものが22,998円(税込)になっています。
2026年9月1日時点のこの22,998円は、商品ページ上で「タイムセール」として自動で適用されている価格です。終了日時はページに表示されておらず、いつまで続くかは未確認。恒久的な値下げだと確認できたわけではありません。価格・在庫は変動するため、最新の条件は必ず商品ページで確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参考価格 | 39,999円(税込) |
| 現在の表示価格 | 22,998円(税込・2026年9月1日時点) |
| 割引率表示 | -43%(Amazon表示) |
| 値引きの形式 | タイムセール(自動適用・終了日時の表示なし) |
| 発売記念クーポン企画 | 2026年8月14日〜8月31日で終了。現在は表示価格そのものが22,998円 |
| 販売元 | Clara&Co(Amazon上で「新規出品者」表示)/出荷元はAmazon |
販売元についても補足しておきます。この出品はBlackviewの公式直販ではなく、Clara&Coという出品者によるものです。Amazon上では「新規出品者」の表示が出ています。2026年9月1日時点で、出品者そのものへの評価は4件だけ。いっぽう商品ページのレビューは4.5(116件)で、数字が大きく離れています。出品者の実績と商品レビューは別物ですからね。星の数だけを判断材料にするのは、おすすめしません。出荷元はAmazonです(返品・交換の条件は購入時に商品ページでご確認ください)。
なお、Blackviewの他のモデルがセール対象になっていることもあります。スマホ側も含めて見ておきたい人は、Blackviewの他モデルはこちらにまとめてあります。
まとめ|結局、この端末が向くのは誰か
この記事で確かめたことを、もう一度並べます。
- PS Remote Playの公式要件は「Android 9以降」だけ。SoCを指定する要件は公式のどこにも存在しない
- 「Snapdragon 800番台以上が目安」は公式要件ではなく、出典を特定できない通説だった
- 回線の要求は最低5Mbps・推奨15Mbps。帯域より、遅延の安定性のほうが効く
- Blackview LINK 5はAndroid 17でOS要件を満たし、チップの公称デコード性能(4K@30fps)も上限1080pを上回る
- ただし、この端末でリモートプレイを試した報告は1件も見つからなかった。快適かどうかは分からない
この端末が向くのは、こういう人です。「リモートプレイが動けば嬉しいが、動かなくても攻略サイト・配信視聴・Discord用の11インチ端末として使えるなら22,998円は許容できる」。8300mAhの大容量バッテリーと11インチという条件を、その用途で活かせる人ですね。
逆に、リモートプレイが快適に動くことを買う理由の中心に置く人には、この記事は勧められません。それを保証する材料が存在しないからです。画質を重視する人、外で単体通信したい人、端末でゲームを直接動かしたい人も同じです。
最後にひとつだけ。この記事でいちばん持ち帰ってほしいのは、製品の評価ではありません。「公式が実際に決めている条件は、思ったよりずっと少ない」という事実のほうです。SoCの型番でタブレットを足切りしていた人は、一度その基準を疑ってみてください。公式が引いている線は、OSのバージョンと回線速度だけ。そこから先は、自分の使い方と、どこまでの不確かさを許容できるかで決める話になります。
タブレットの話はここまで。でもPS5側の環境を整える話は、別記事にまとめてあります。本体の容量に困っているならPS5本体のSSD増設はこちら。遊ばないタイトルを退避させたいだけならPS5の外付けSSDならこちら。ボイスチャットの環境から見直すならPS5用ヘッドセットの選び方はこちらも参考になるはずです!
2026年8月31日までの発売記念クーポン企画は終了し、2026年9月1日時点の表示価格は22,998円です。価格は変動するので、購入前に商品ページの表示を確認してくださいね。