Ryzenの第3世代を使って自作PCを組んでいる人、もしくはこれから自作PCを組もうと考えている人は、PCIe3.0対応M.2SSDだけでなく最速のPCIe4.0・Gen4対応M.2SSD商品も気になるところ。
しかし、商品数も多く最新規格が必要かどうか迷っている人もいるはず。そこで、この記事では「PCIe3.0」と「PCIe4.0」を比較し購入する意味があるのか、購入するならおすすめはこれ!という商品を紹介します。
PCIe4.0・Gen4対応おすすめ「M.2SSD」
では、2019年12月時点でおすすめできるM.2SSDを紹介します。
- ヒートシンク付きマザーボードなら「CFD販売」
- ヒートシンク無しマザーボードなら「Corsair・GIGABYTE」
CFD販売:PG3VNF CSSD-M2B1TPG3VNF
項目 | スペック |
読み込み | 5000MB/s |
書き込み | 4400MB/s |
容量 | 1TB・2TB |
ヒートシンク | 有り |
「ASRock X570 Steel Legend(ヒートシンク有)」などのマザーボードと一緒に利用する人におすすめ。ヒートシンクが搭載されていない商品ですが、他のパーツと当たらないように自作PC構成を工夫できる。
PCIe4(Gen4)対応M.2SSDの中でも人気が高く、コストも比較的抑えられる。利用者の多さで選びたい人もこれですね。
Corsair:Force MP600 CSSD-F1000GBMP600
項目 | スペック |
読み込み | 4950MB/s |
書き込み | 4250MB/s |
容量 | 500GB・1TB・2TB |
ヒートシンク | 有り |
ブラックの大型ヒートシンクを搭載。M.2SSD上部のチップ部分だけでなく、基盤全体を覆うようなデザインのヒートシンクです。
冷却性能も高いのですが、他の2商品と比較すると特徴なない。ただ、デザイン面はスタイリッシュなので、PCケースで中が見える自作PCなら映えるかも!
GIGABYTE:AORUS HD2596GP-ASM2NE6100TTTD
項目 | スペック |
読み込み | 5000MB/s |
書き込み | 4400MB/s |
容量 | 500GB・1TB・2TB |
ヒートシンク | 無し |
熱伝導率の高い銅製品のヒートシンクを搭載したPCIe4対応M.2SSD。かなり大型のヒートシンクなので冷却性能が高く、耐久性の高さも魅力!
マザーボードに収まる人は、これが最強のM.2SSD。一緒に合わせるマザーボードは「MSI MPG X570 GAMING PLUS(ヒートシンク無し)」のようなアーマーが付いていない物を選びましょう!ヒートシンクを外すと保証対象外です。
「PCIe3.0・PCIe4.0」M.2SSDのスペックを比較
実際に規格が変わって大きく変化した部分、これからの考え方を書いています。
※主観の部分もあるので、あくまで参考にしてください。
「PCIe4.0・Gen4」対応のM.2SSDは秒速5GB!
「PCIe4.0・Gen4」対応のM.2SSDは、読み書き速度が圧倒的に早くなります。2019年までの定番規格PCIe3(Gen3)M.2SSDでは、2500~3500MB/sだったものが、現状5000~5500程です。さらに上昇することも考えられます。
もし取り入れたとすれば、パソコンの起動速度・ソフトの使用環境・ゲームを入れた場合のゲームロード時間もかなり短縮できるということです。かなり魅力的じゃありませんか?
商品開発・価格競争はこれから?
まだまだ、商品を製造販売しているメーカーが少ないため、価格競争・性能面での競争はこれから激化していくはず。その中で2020年以降ストレージ性能がさらに向上していくのは間違いない。
まだまだPCIe3(Gen3)M.2SSDと比較するとコスパがいいとは言えませんが、価格もだいぶ下がってきています。現状、最強最速の自作PC構成にしたい人に「PCIe4(Gen4)M.2SSD」はオススメの商品です。
チップの発熱や消費電力は?
公開されているデータによると消費電力は、高負荷時で約平均7~9W程。読み書き速度が速くなるほど電力消費量は上昇していきます。
当然温度も上がりますね。ヒートシンクが付属している商品にするか、マザーボードのヒートシンクを使えば、だいたい60℃弱くらいに抑えられそうです。
PCIe3(Gen3)M.2SSDと比較して発熱・消費電力は上昇気味。転送速度を爆速にするかわりに、デメリットもあるということですね。熱対策は必須そう・・。
利用するにはRyzen第3世代・X570構成
正式対応しているのは、今のところRyzen第3世代CPUとチップセットX570のマザーボード。BIOSアップデートで、使えなくはないけどメーカー推奨方法ではないので、本来の性能が発揮されているかは分かりません。
メーカー保証外の方法で利用すると保証されない問題もあるので(あくまでやるなら自己責任で)、B450マザーボードで使うこともできるらしいですが、オススメはしません。
以下は、利用できるマザーボードの例です。
まとめ
使える構成は限られていますが、PCIe4.0・Gen4対応のM.2SSDは、Ryzen5の第3世代を使って自作PCを組もうと考えている人におすすめできる。
最速の転送速度を試してみたい人は、検討してみましょう!PCIe3.0・Gen3対応のおすすめM.2SSDは以下の記事で紹介していますので、見てくださいね。