グラフィックボード(グラボ)選びで一番迷うのは、「同じ価格帯でもモデルによって何が違うのか」「実際にどのくらい快適に遊べるのか」が分かりにくいことではないでしょうか。スペック表の数字だけを見比べても、自分がプレイしたいゲームがどの程度のFPSで動くのかは正直つかみにくいものです。
この記事では、2026年9月時点のRTX 50シリーズ・RTX 40 SUPERシリーズ・AMD Radeon RX 9000シリーズの最新ラインナップと市場価格を整理したうえで、当サイトが実際にレビューしたゲーミングPCのベンチマーク結果をもとに、「このグラボならこのゲームがどれくらい快適に動くか」を具体的な数値でご紹介します。
予算5万円台のエントリークラスから20万円を超えるハイエンドまで、用途別にコスパの良い一枚を見つける手助けができれば幸いです。
ポイント
- 2026年9月時点のグラボ市場トレンドと主要モデルの価格目安
- 予算・用途別に選ぶグラボの選び方
- 当サイト実機レビューに基づく「実際のゲームFPS」データ
- Amazonで買える鉄板モデルのおすすめ
結論:2026年9月のコスパ最強グラボは「RTX 5070」と「RX 9070 XT」

先に結論をお伝えします。2026年9月時点で1円あたりの性能が最も高いのは、WQHD狙いならRTX 5070(実売¥138,800〜)、価格重視ならRadeon RX 9070 XT(実売¥116,800〜)の2枚です。フルHDで予算を抑えたい場合はRTX 5060(実売¥62,480〜)が最有力になります。
ただ、先にお伝えしておくことがあります。この5週間で、8月3日時点と比べられるモデルはほぼすべて実売価格が上がりました。下がったのは、前世代のRTX 4070 Ti SUPERの最安値だけです。金額そのものは前回より確実に重くなっています。それでも「予算を決めて、その中で一番性能が取れる一枚を選ぶ」という考え方は変わりません。詳しくは市場の章でご説明しますね。
逆に、この時期に選ばないほうがいいのが前世代のRTX 40 SUPERシリーズです。在庫縮小で価格が上がり、RTX 4070 SUPERは¥224,280〜、RTX 4080 SUPERは¥371,802〜という「性能で近い現行モデルより高い」状態になっています。詳しい理由は後述します。
| 用途 | おすすめ | 実売価格目安 |
|---|---|---|
| フルHD 60〜144Hz入門 | RTX 5050 | ¥53,980〜¥86,799 |
| フルHD 144Hz以上 | RTX 5060 | ¥62,480〜¥91,800 |
| フルHD高設定〜WQHD入門 | RX 9060 XT 16GB | ¥73,800〜¥116,988 |
| WQHD 144Hz(本命) | RTX 5070 | ¥138,800〜¥207,790 |
| WQHD高画質・価格重視 | RX 9070 XT | ¥116,800〜¥190,719 |
| 4K入門 | RTX 5070 Ti | ¥207,700〜¥260,800 |
| 4K 144Hz | RTX 5080 | ¥267,700〜¥398,000 |
| 4K最高設定・AI用途 | RTX 5090 | ¥864,445〜¥1,180,800 |
※価格は2026年9月8日時点の実売調査によるもので、下限は価格.comで在庫が確認できた最安値、上限は価格.com・Amazon.co.jpを含む実売の上限です。1店舗のみの突出した高値(限定カラーモデル等)は除いた、主要な販売価格帯を記載しています。グラボは為替と需給で数週間単位で動くため、購入直前に必ず最新価格をご確認ください。
当サイト実機レビューで計測した実際のゲームFPS
スペック表では分からない「実際の快適さ」を、当サイトが実機で計測したデータからご紹介します。以下はすべて自社レビュー機での計測値、またはレビュー分析記事の集計値です。
RTX 4070 SUPER搭載機の実測値(GALLERIA XA7C-R47S/Core i7-14700F・メモリ32GB)
| 計測項目 | 結果 |
|---|---|
| FF14 黄金のレガシー(フルHD最高品質) | スコア25,490(非常に快適) |
| FF14 黄金のレガシー(4K最高品質) | スコア9,585(快適) |
| Apex Legends(フルHD) | 平均250FPS超 |
| フォートナイト(フルHD) | 平均189FPS |
| 原神(4K最高設定) | 60FPS上限で安定 |
4K最高設定の原神が60FPS張り付きになるなど、性能そのものは今でも通用します。ただし後述のとおり、現在の価格では新規購入の対象になりにくいのが正直なところです。
▶ GALLERIA XA7C-R47Sレビュー|RTX 4070 SUPERの性能検証
▶ GALLERIA RM5C-R47Sレビュー|RTX 4070 SUPERの実力を検証
RTX 5070搭載機の実測値(Lightning-G AF7W/ユーザーレビュー26件の集計)
Amazon・価格.com・SNSの実ユーザーレビュー26件を分析した結果、報告されたFPSは次のとおりです。
| ゲーム・設定 | 報告されたFPS |
|---|---|
| Cyberpunk 2077(WQHD・高設定・レイトレON) | 平均68FPS |
| Apex Legends(フルHD最高設定) | 平均240FPS超 |
| フォートナイト(フルHD) | 200FPS以上を安定維持 |
重要な注意点として、これらはいずれもメモリを32GBに増設した構成での報告です。標準の16GBのままだと配信やブラウザ併用時にカクつくという報告が複数ありました。RTX 5070はWQHDなら余裕がある一方、4K最高設定では力不足という声も出ています。
▶ Lightning-G AF7W×RTX 5070を26件レビュー分析|買うべき人・避けるべき人
2026年9月のグラボ市場:何が起きているのか

一言でいうと、ほぼ全モデルが値上がりしました。例外は、前世代のRTX 4070 Ti SUPERの最安値が¥300,000〜¥320,000から¥243,736へ下がった1件だけです。ここは正直にお伝えしますね。
当サイトが前回この記事の価格を調べたのが8月3日です。そして今回が9月8日。この約5週間で、掲載モデルの実売価格はほぼすべてが上昇していました。下がったのは、前世代のRTX 4070 Ti SUPERの最安値の1点だけです。価格.comとAmazon.co.jpの両方で1つずつ確認した実測値です。
特に、前回の価格帯そのものを外れたのがこの3つですね。
ポイント
- RTX 5070:¥110,000〜¥140,000 → ¥138,800〜¥207,790。新しい安値が、前回の高値に並びました
- RTX 5070 Ti:¥130,000〜¥168,000台 → ¥207,700〜¥260,800。前回の価格帯を完全に外れています
- RTX 5090:¥500,000〜¥850,000 → ¥864,445〜¥1,180,800。新しい最安値が、前回の最高値を超えました
背景として、ASUSやGALAXがRTX 50シリーズの卸価格を引き上げたと業界メディアが報じています。GDDR7を含むメモリ価格の高騰と、TSMCの値上げが理由として挙げられています。2026年第4四半期にさらに上がる可能性を指摘する報道もありますが、こちらは確定した情報ではありません。
もう一つの見落としやすい変化が、前世代(RTX 40 SUPER)の値上がりです。生産終了で流通在庫が絞られた結果、性能で下位にあたる現行モデルより高値がつく逆転が起きています。価格.comの掲載製品数はRTX 4070 SUPERが3製品、RTX 4070 Ti SUPERが5製品、RTX 4080 SUPERが2製品まで減っています。この在庫の少なさが価格を押し上げている可能性が高いとみられます。「型落ちは安い」という一般則が、この世代では通用しません。
ではどう受け止めればいいか。絶対額は確実に重くなりました。ただ、上がっているのは全クラスです。だから「いくらまで出せるか」を決めたあと、その予算で一番性能が取れる一枚を選ぶ、という考え方自体は今も有効ですよ。以下の比較はその前提で読んでみてください。
NVIDIA GeForce RTX 50シリーズ
| モデル | VRAM | 実売価格目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 32GB GDDR7 | ¥864,445〜¥1,180,800 | 4K/240Hz、生成AI |
| RTX 5080 | 16GB GDDR7 | ¥267,700〜¥398,000 | 4K/144Hz、VR |
| RTX 5070 Ti | 16GB GDDR7 | ¥207,700〜¥260,800 | 4K入門、WQHD高画質 |
| RTX 5070 | 12GB GDDR7 | ¥138,800〜¥207,790 | WQHD/144Hz |
| RTX 5060 Ti | 8GB/16GB GDDR7 | 8GB版 ¥71,980〜/16GB版 ¥119,980〜 | フルHD高FPS、WQHD入門 |
| RTX 5060 | 8GB GDDR7 | ¥62,480〜¥91,800 | フルHD/144Hz |
| RTX 5050 | 8GB GDDR6 | ¥53,980〜¥86,799 | フルHD/60〜144Hz |
この表で1つだけ注意してほしいのがRTX 5070 Tiです。このカードの位置づけは今も「4K入門」で変わっていません。変わったのは価格だけで、実売は¥207,700からになりました。つまり性能はそのままに、支払う金額だけがハイエンドの入口に近づいた状態ですね。20万円を用意できるからといって「ハイエンドが買える」と読むと、実際に手に入るのは4K入門クラスの性能になります。ここは分けて考えてください。
もう1点。RTX 5060 Tiは8GB版と16GB版で価格が大きく違います。16GB版は¥119,980〜と、RTX 5070(¥138,800〜)やRX 9070 XT(¥116,800〜)と同じ土俵に入ってきますよ。16GB版を検討するなら、この2枚と必ず並べて見てください。
AMD Radeon RX 9000シリーズ(RDNA 4世代)
FSR 4によるアップスケーリングとレイトレーシング性能の向上で、同価格帯のNVIDIA勢に対して価格優位を持つのが強みです。
| モデル | VRAM | 性能の目安 | 実売価格目安 |
|---|---|---|---|
| RX 9070 XT | 16GB GDDR6 | RTX 5070 Ti対抗 | ¥116,800〜¥190,719 |
| RX 9070 | 16GB GDDR6 | RTX 5070対抗 | ¥103,800〜¥153,999 |
| RX 9060 XT | 8GB/16GB GDDR6 | RTX 5060 Ti対抗 | 8GB版 ¥56,364〜/16GB版 ¥73,800〜 |
RX 9070 XTは、RTX 5070 Ti(¥207,700〜)と同じクラスを狙えて実売¥116,800〜です。金額だけで見ればいちばん割のいい一枚ですね。それでもRTX 5070を推すのは、レイトレーシングとDLSS、配信・動画編集での対応ソフトの多さを取るためです。どちらを優先するかで答えが分かれます。販売店によって差が大きいので、価格.comとAmazonの両方を必ず見比べてください。
RTX 40 SUPERシリーズは「今は買わない」が基本
| モデル | VRAM | 実売価格目安 | 判断 |
|---|---|---|---|
| RTX 4080 SUPER | 16GB GDDR6X | ¥371,802〜¥648,800 | RTX 5080が同等以上で安い場合が多い |
| RTX 4070 Ti SUPER | 16GB GDDR6X | ¥243,736〜¥449,880 | RTX 5070 Tiの約1.4倍。積極的に選ぶ理由が薄い |
| RTX 4070 SUPER | 12GB GDDR6X | ¥224,280〜¥329,990 | RTX 5070が¥138,800〜。価格差を性能差が埋めない |
この3枚は、価格の開き方にも注意してください。RTX 4080 SUPERで実際に在庫がある一番安い個体は¥371,802です。RTX 5080の価格帯(¥267,700〜¥398,000)の中には収まりますが、その中では高いほうに位置します。RTX 5080は¥267,700〜¥309,800あたりに在庫が厚い状態なので、実際に選べる範囲で見ると、RTX 5080のほうが安く済む場合が多くなります。
VRAM 16GBがどうしても必要で在庫を確保したい、水冷や特定ケースへの適合実績があるなど、明確な理由がある場合を除けば、同予算をRTX 50シリーズやRX 9000シリーズに回したほうが満足度は高くなります。各モデルの推奨電源ワット数を必ず確認しましょう。
失敗しないグラボの選び方4ステップ
1. 「ゲーム名 × 解像度 × 目標FPS」を先に決める
グラボ選びは、価格から入ると必ず迷います。プレイしたいタイトル、使うモニターの解像度、出したいFPSの3つを先に固定すると候補は2〜3枚に絞れます。競技系FPSはフレームレート優先、オープンワールドは画質とVRAM容量優先、というのが基本の分かれ道です。
2. モニターの解像度を超える性能は買わない
フルHD/144Hzモニターに20万円のグラボを載せても、性能は使い切れません。逆に4Kモニターに5万円クラスを合わせると設定を落とし続けることになります。グラボの予算はモニターの仕様で決まると考えると無駄が出ません。
3. VRAM容量は「今の必要量+余裕」で見る
2026年の最新タイトルをWQHD以上・高設定で遊ぶなら、VRAM 12GB以上が安心の目安です。8GBモデルはフルHD中〜高設定が現実的な守備範囲になります。同じ型番で8GB版と16GB版がある製品(RTX 5060 Ti、RX 9060 XT)は、長く使うなら16GB版を選ぶ価値があります。
4. ケースの内寸と電源容量を必ず先に測る
これが最も多い購入後トラブルです。カード全長・厚み(スロット占有数)・補助電源コネクタの形状・電源ユニットのワット数の4点を、注文前にメーカー公式スペックで確認してください。ミニタワーやスリムケースの場合はSFF対応モデルや2ファンモデルに絞るのが安全です。
【Amazonで買える】おすすめグラボ13製品
ここからは、実際に購入でき、冷却・価格・ブランド信頼性のバランスに優れた13製品を紹介します。価格は2026年9月8日時点の調査値で、変動します。
フルHDメイン
このクラスの実売は¥53,980〜¥116,988が目安です(2026年9月8日時点)。フルHDで遊ぶなら、ここから選べば十分ですよ。
GIGABYTE RTX 5050 WINDFORCE OC 8GB:初めてのグラボ購入に
ポイント
- GIGABYTE独自の「WINDFORCE」冷却システムを採用し、エントリークラスながら安定した動作を狙える設計。
- RTX 5050の実売は¥53,980〜で、フルHD/60〜144Hzを目指す初めてのグラボ購入にも向いています。
- 根拠:8GB GDDR6とPCIe 5.0対応で、必要十分な性能をコンパクトにまとめたモデルです。
WINDFORCE冷却でエントリークラスながら安定動作。8GB GDDR6・PCIe 5.0対応。フルHD/60〜144Hzが守備範囲で、既存PCのアップグレードにも収まりやすいサイズです。
ZOTAC Gaming RTX 5060 Twin Edge OC :迷ったらこれ!
ポイント
- コンパクト設計:2ファンモデルで全長が短く、多くのPCケースに収まります。
- 高いコスパ:Amazonでも売れ筋上位の定番モデルです。
- 根拠:ZOTACは小型化技術に定評があり、静音性と冷却性能を両立させています。
2ファンで全長が短く、多くのケースに収まります。ZOTACは小型化設計に定評があり、静音性と冷却性能のバランスが取れています。RTX 5060の実売は¥62,480〜。フルHD/144Hzを狙う人の標準解です。
SAPPHIRE PURE Radeon RX 9060 XT GAMING OC 16GB:NVIDIA勢よりコスパ重視
ポイント
- Sapphireのコンパクト・高品位ライン「PURE」を採用し、白を基調としたすっきりしたデザインが特徴。
- 16GBモデルを選べば、RTX 5060 Ti対抗クラスの性能に加えて将来的なVRAM不足の不安も軽減できます。
- 根拠:16GB版の実売は¥73,800〜で、RTX 5060 Tiの16GB版(¥119,980〜)より導入しやすい価格帯です。
白基調のコンパクトライン「PURE」。16GB版を選べばRTX 5060 Ti対抗クラスの性能に加え、将来のVRAM不足リスクを下げられます。FSR 4対応。
WQHDの主戦場(いちばんコスパが効くクラス)
このクラスの実売は¥103,800〜¥260,800が目安です(2026年9月8日時点)。同じWQHD狙いでも幅が広いので、下の5枚は必ず横に並べて比べてくださいね。
MSI RTX 5070 12G Shadow 2X OC:安定性と冷却重視
ポイント
- 強力な冷却システム:MSI独自の「Shadow 2X」ファンで高負荷時も温度を抑えます。
- オーバークロック仕様:標準モデルよりクロックが高く、WQHD環境での安定感があります。
- 根拠:12GBのGDDR7メモリを搭載し、前述の実測FPSセクションで紹介した性能を引き出せる設計です。
Shadow 2Xファンで高負荷時の温度を抑えるOC仕様。前述の実測データ(Cyberpunk 2077 WQHDレイトレONで68FPS、Apex 240FPS超)を出せるクラスです。RTX 5070の実売は¥138,800〜。BTOで買う場合はメモリ32GB構成を強く推奨します。
SAPPHIRE PULSE Radeon RX 9070 XT GAMING 16GB
ポイント
- Sapphireのミドルクラスクーラーライン「PULSE」を採用し、コスパと冷却性能のバランスに優れたモデル。
- 16GB GDDR6でRTX 5070 Ti対抗クラスの性能を持ちながら、NVIDIA勢より導入しやすい価格帯なのが魅力です。
- 根拠:FSR 4によるアップスケーリングにも対応しており、コスパ重視派に選ばれています。
16GB GDDR6でRTX 5070 Ti対抗クラス。RX 9070 XTの実売は¥116,800〜¥190,719で、同クラスのRTX 5070 Ti(¥207,700〜)より下から入れます。ただし販売店による差が大きいので、価格.comなど複数店の最安を必ず比較してから購入してください。
ASRock Steel Legend Radeon RX 9070 16GB
ポイント
- ASRock独自の「Steel Legend」デザインで、白黒基調の落ち着いた見た目が特徴。
- Amazon.co.jp限定の3年保証モデルのため、長期間安心して使いたい人にもおすすめです。
- 根拠:16GB GDDR6を搭載し、RTX 5070対抗クラスの性能を持つモデルです。
白黒基調の落ち着いたデザイン。Amazon.co.jp限定の3年保証モデルで、長期使用前提の人に向きます。RTX 5070対抗クラスで、RX 9070の実売は¥103,800〜です。
ASUS Dual RTX 5060 Ti 16GB OC:VRAM不足が気になる人に
ポイント
- 2ファンの「Dual」クーラーでコンパクトにまとまり、ホワイト基調のデザインでPC全体の統一感も出しやすいモデル。
- 16GBモデルを選べば、フルHD高FPSはもちろんWQHD入門用途でもVRAM不足を気にしにくくなります。
- 根拠:国内正規代理店品のため、保証面でも安心して購入できます。
2ファンでコンパクト、ホワイト基調。16GB版ならWQHD入門でもVRAMを気にしにくくなります。国内正規代理店品で保証面も安心。ただし16GB版の実売は¥119,980〜で、RX 9070 XT(¥116,800〜)やRTX 5070(¥138,800〜)と価格が重なります。同予算でそちらが買えるなら、性能面ではそちらが有利です。
ASUS Prime RTX 5070 Ti OC:4K入門にちょうどいい
ポイント
- 「SFF-Ready」設計で、大型ケースだけでなく比較的コンパクトなPCケースにも収まりやすいのが特徴。
- 16GB GDDR7とPCIe 5.0対応で、4K入門やWQHD高画質プレイに余裕を持たせたい人向けです。
- 根拠:ASUS「Prime」シリーズは価格と性能のバランスを重視したミドルグレードラインです。
SFF-Ready設計で比較的コンパクトなケースにも収まります。16GB GDDR7・PCIe 5.0対応。ただしRTX 5070 Tiは今回の調査で上昇幅が大きかったチップで、実売は¥207,700〜¥260,800です。前回調査の¥130,000〜¥168,000台という帯を完全に外れました。位置づけは4K入門クラスのまま、金額だけが上がっている状態なので、買い急ぐ必要があるかは一度考えてみてください。Amazonマーケットプレイス価格が最安店より高いことも多いため、価格.comなどで在庫を探すほうが有利です。
4Kハイエンド
このクラスの実売は¥267,700〜¥1,180,800が目安です(2026年9月8日時点)。金額の動きが大きかった帯で、RTX 5090は新しい最安値(¥864,445)が前回調査の最高値(¥850,000)を超えました。
ASUS ROG Astral RTX 5080 OC Edition:究極のハイエンド
ポイント
- 4ファンデザイン:冷却能力に優れ、4K/144Hzでの長時間プレイも安心です。
- 高いビルドクオリティ:耐久性の高いパーツで長く安心して使えます。
- 根拠:16GB GDDR7メモリとPCIe 5.0対応で、将来的な拡張性にも余裕があります。
4ファン構成で冷却に余裕があり、長時間の4Kプレイでもクロックを維持しやすい設計。16GB GDDR7・PCIe 5.0対応。RTX 5080の実売は¥267,700〜¥398,000です。3.5スロット級の厚みがあるためケース内寸の確認は必須です。
MSI RTX 5090 32G VANGUARD SOC:性能に妥協しないフラッグシップ
ポイント
- MSIのフラッグシップ級クーラー「VANGUARD SOC」を採用し、最上位モデルの高い発熱にも対応する冷却設計。
- 32GB GDDR7の大容量VRAMを搭載し、4K/240Hzや生成AI用途など、性能を一切妥協したくない人向けの一枚です。
- 根拠:現在の実売価格は供給逼迫の影響で¥864,445〜¥1,180,800まで上昇しており、購入タイミングは慎重に見極めたいモデルです。
32GB GDDR7で4K/240Hzと生成AI用途を両立できる唯一のクラス。ただし供給逼迫で価格が大きく上振れしており、新しい最安値(¥864,445)が前回調査時の最高値(¥850,000)を超えました。急ぎでなければ購入時期を見直す価値があります。1000W級電源と12V-2x6ケーブルの確認も必要です。
参考:RTX 40 SUPERシリーズ(在庫確保が目的の人向け)
GIGABYTE RTX 4070 SUPER WINDFORCE OC 12G:実機検証済みの安心感
ポイント
- 当サイトの実機レビュー(GALLERIA XA7C-R47S)でも検証済みのチップで、フルHDから4Kまで幅広くこなせる実力を確認しています。
- GIGABYTE独自の「WINDFORCE」冷却システムをトリプルファンで搭載し、静音性と冷却性能を両立。
- 根拠:詳しい実測FPSは前述の「一次情報」セクションをご参照ください。
当サイトの実機レビューで検証済みのチップ。トリプルファンで静音性も良好です。ただしRTX 4070 SUPERの実売は¥224,280〜で、RTX 5070(¥138,800〜)のほうが安く速い状態です。このチップを指定したい明確な理由がある人向けですね。
MSI RTX 4070 Ti SUPER Ventus 3X OC:大容量VRAM重視
ポイント
- 「3X」の名の通りトリプルファン仕様で、高負荷時の冷却余裕を確保しやすい設計。
- 16GB GDDR6Xの大容量VRAMは、高解像度テクスチャを多用する最新タイトルでも安心感があります。
- 根拠:現在の実売価格は¥243,736〜¥449,880と値幅が大きく開いており、購入タイミングは慎重に見極めたいモデルです。
16GB GDDR6X。トリプルファンで冷却余裕あり。流通在庫の縮小でプレミア価格になっています。価格.comの掲載は5製品まで減っており、店舗ごとの価格差も大きい状態です。
ASUS ProArt RTX 4080 SUPER OC Edition:前世代のハイエンド
ポイント
- ASUSのハイエンド向けライン「ProArt」を採用し、静音性と安定した動作を重視した設計。
- 16GB GDDR6Xを搭載し、RTX 5070 Tiに迫る性能を発揮できるのが魅力です。
- 根拠:現行の実売価格は¥371,802〜¥648,800まで上昇しており、生産終了による流通在庫の縮小が背景とみられます。
静音性重視のProArtライン。クリエイティブ用途との兼用に向きます。ただし価格.comの掲載は2製品まで減っており、実際に選べる範囲ではRTX 5080(¥267,700〜¥398,000)のほうが安く収まる場合が多くなっています。
よくある質問(FAQ)
Q. 2026年9月に一番コスパがいいグラボはどれですか?
A. WQHDで遊ぶならRTX 5070(実売¥138,800〜)、価格を最優先するならRadeon RX 9070 XT(実売¥116,800〜)です。フルHDメインならRTX 5060(実売¥62,480〜)が最もバランスが取れます。
Q. グラボは今買うべきですか、待つべきですか?
A. まず前提として、この5週間で、ほぼすべてのモデルが値上がりしました。そのうえで用途で分かれます。フルHD〜WQHD向けは¥53,980〜¥207,790の範囲です。必要なら今買って問題ありません。一方でハイエンド(RTX 5080以上)は¥267,700〜¥1,180,800まで上振れしていて、金額の動きが大きい帯です。急がないなら様子見も選択肢ですね。ただし2026年第4四半期にさらに上がる可能性を指摘する報道もあります。待てば下がる、とは限らない点にはご注意ください。
Q. VRAMは8GBで足りますか?
A. フルHDの中〜高設定なら8GBでも実用範囲です。WQHD以上や、高解像度テクスチャを使う最新タイトルを高設定で遊ぶなら12GB以上を推奨します。
Q. NVIDIAとAMDはどちらを選ぶべきですか?
A. レイトレーシング性能とDLSS、配信・動画編集での対応ソフトの多さを重視するならNVIDIA、同じ予算でより高いラスタライズ性能とVRAM容量を得たいならAMDです。同価格帯ではAMDがVRAM容量で有利な傾向があります。
Q. 型落ちのRTX 40シリーズを狙うのはお得ですか?
A. 2026年9月時点では逆にお得ではありません。生産終了による在庫縮小で価格が上がり、RTX 4070 SUPERが¥224,280〜、RTX 4080 SUPERが¥371,802〜と、性能で近い現行モデルより高くなっています。RTX 5070は¥138,800〜、RTX 5080は¥267,700〜ですから、どちらも現行世代のほうが下から入れますね。
Q. グラボを買い替えるとき電源はそのままで大丈夫ですか?
A. モデルによります。ミドルクラス(RTX 5060〜5070)なら650W前後、RTX 5080クラスで850W以上、RTX 5090では1000W級と12V-2x6コネクタ対応が目安です。必ずメーカー公式の推奨電源容量を確認してください。
グラボの選び方「まとめ」
グラボ選びで押さえるべきは4点だけです。プレイするゲームと目標解像度・FPSを先に決めること、モニターの仕様に見合った価格帯を選ぶこと、ケース内寸と電源容量を注文前に確認すること、そして実機レビューなど一次情報で実際のFPSを確かめることです。
2026年9月時点では、WQHDならRTX 5070、価格重視ならRX 9070 XT、フルHDならRTX 5060という3択がベースになります。前世代の値上がりという例年とは違う動きがあるため、「型落ちだから安い」という思い込みだけで選ばないようご注意ください。
そしてもう一度だけ。この5週間で、ほぼすべてのモデルが値上がりしました。先月の相場のつもりでお店に行くと、想定より高い金額に出会うことになります。ここは隠さずお伝えしておきますね。
※本記事の価格はすべて2026年9月8日時点の実売調査(価格.com・Amazon.co.jp)に基づく情報です。1店舗のみの突出した高値は主要な価格帯から除いています。価格・在庫は変動しやすいため、購入前にAmazonや価格.com、各メーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。
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