容量不足に悩むPS4ユーザーにとって、外付けHDDは必須アイテムとなっています。大容量ゲームが増え続ける中、標準搭載の500GBや1TBではすぐに容量が足りなくなってしまいますよね。
本記事では、PS4に最適な外付けHDD・SSDの選び方から2025年最新おすすめ機種、実際の設定方法まで徹底解説します。この記事を読めば、あなたのゲーム環境に最適なストレージ選びができるようになりますよ!
この記事でわかること
- PS4におすすめの外付けHDD・SSDの最新モデル比較
- 容量・速度・互換性から見る最適な選び方
- HDDとSSDの違いと選ぶべき状況
- PS4外付けHDDの接続方法と注意点
PS4外付けHDDのメリット・必要性
PS4に外付けHDDを接続することで、以下のようなメリットが得られます。
ゲームインストール容量の拡張
近年のPS4ゲームは、グラフィックの向上や世界観の拡大により、一本あたりの容量が急増しています。例えば、人気タイトルの容量を見てみましょう:
- Call of Duty: Modern Warfare:約200GB
- Red Dead Redemption 2:約105GB
- The Last of Us Part II:約100GB
- Final Fantasy VII Remake:約100GB
標準のPS4(500GB)やPS4 Pro(1TB)では、わずか5~10本程度のゲームしかインストールできません。外付けHDDを使えば、容量を最大8TBまで拡張でき、数十本のゲームを常時インストールしておくことが可能になります。
ゲームのロード時間短縮
特にSSDタイプの外付けストレージを使用した場合、内蔵HDDと比較してロード時間が大幅に短縮されます。オープンワールドゲームなど、読み込み時間が長いタイトルでは体感できるほどの差が出るでしょう。
バックアップの取りやすさ
セーブデータやスクリーンショットなど、大切なデータのバックアップ先としても活用できます。万が一の本体故障時にもデータを守れるため、安心感が違います。
PS4外付けHDDの選び方5つのポイント
PS4に最適な外付けHDDを選ぶには、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
1. 容量
PS4で使用できる外付けHDDの容量は250GB~8TBです。選ぶ際の目安として:
- 軽度のユーザー(数本のゲームをプレイ):1TB~2TB
- 中度のユーザー(10~20本程度):2TB~4TB
- 重度のユーザー(多数のタイトルをプレイ):4TB~8TB
2025年現在、コストパフォーマンスの観点から2TB~4TBが最もバランスが良いとされています。
2. 接続方式とUSB規格
PS4はUSB 3.0以上の接続に対応しています。転送速度は:
- USB 2.0:最大480Mbps
- USB 3.0:最大5Gbps(約10倍高速)
- USB 3.1/3.2:最大10Gbps~20Gbps
必ずUSB 3.0以上の製品を選びましょう。PS4本体にはUSB端子が前面に2つ、PS4 Proでは前面に2つ、背面に1つあります。
3. HDD vs SSD
HDDとSSDには以下のような違いがあります:
項目 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い(1TBあたり約5,000円~) | 高い(1TBあたり約10,000円~) |
速度 | 遅い | 速い(HDDの約3~5倍) |
耐久性 | 衝撃に弱い | 衝撃に強い |
寿命 | 約3~5年 | 約5~10年 |
予算に余裕があればSSDがおすすめですが、大容量を求めるならHDDの方がコスパに優れています。ゲームのロード時間を重視するならSSD、保存できるゲーム数を重視するならHDDが適しています。
4. ポータビリティと設置スタイル
外付けHDDは大きく2種類に分かれます:
- ポータブルタイプ:コンパクトで電源不要、持ち運びに便利
- デスクトップタイプ:大容量で冷却性能が高いが、別途電源が必要
PS4の横に常時設置するなら、冷却性能の高いデスクトップタイプがおすすめです。スペースが限られている場合や、友人宅に持っていきたい場合はポータブルタイプが便利でしょう。
5. メーカーと信頼性
信頼性の高い主要メーカーとしては:
- Western Digital(WD)
- Seagate(シーゲート)
- BUFFALO(バッファロー)
- ELECOM(エレコム)
- SAMSUNG(サムスン)
これらの有名メーカーの製品は、品質管理がしっかりしており、サポート体制も整っています。初心者はこれらのメーカーから選ぶと安心です。
PS4におすすめの外付けHDD10選
2025年現在、PS4におすすめの外付けストレージを容量・タイプ別にご紹介します。
HDDタイプ(大容量重視)
1. Seagate Game Drive for PlayStation 4TB
- 特徴: PS4公式ライセンス製品、USB 3.0接続、ポータブルタイプ、冷却性能が高い
- おすすめポイント: PS4との相性が完璧で、セットアップも簡単
2. WD_BLACK P10 Game Drive 5TB
- 特徴: ゲーマー向け堅牢設計、最大速度140MB/s、耐衝撃性が高い
- おすすめポイント: 大容量で頑丈、長時間プレイでも安定した性能
3. BUFFALO HD-PCG4.0U3-GBA 4TB
- 特徴: 耐振動・耐衝撃設計、自動バックアップ機能、静音設計
- おすすめポイント: 日本メーカーで安心のサポート、コスパ良好
4. ELECOM ELP-EDV020UBK 2TB
- 特徴: 横置き・縦置き両対応、省エネ設計、3年保証
- おすすめポイント: コンパクトで場所を取らない、初心者におすすめ
SSDタイプ(速度重視)
5. Samsung T7 Shield 2TB
- 特徴: 読込最大1,050MB/s、IP65防塵・防水、頑丈なゴム外装
- おすすめポイント: 超高速ロード、耐久性バツグン
6. SanDisk Extreme Portable SSD V2 1TB
- 特徴: 読込最大1,050MB/s、IP55防塵・防水、カラビナ付き
- おすすめポイント: 持ち運びに最適、コンパクトで高速
7. WD_BLACK P50 Game Drive 1TB
- 特徴: 読込最大2,000MB/s、USB 3.2 Gen 2×2対応、ゲーマー向け
- おすすめポイント: 最速クラスのSSD、PS5にも将来対応
8. Crucial X9 1TB
- 特徴: 読込最大1,050MB/s、超小型軽量設計(約40g)、最大2mの落下衝撃に耐える堅牢性
- おすすめポイント: 完全無音動作、PS4/PS5両対応、3年保証付き
コスパ重視
9. Seagate Basic 2TB
- 特徴: シンプル設計、USB 3.0、バスパワー駆動
- おすすめポイント: とにかく安くて大容量が欲しい人向け
10. BUFFALO HD-NRLD2.0U3-BA 2TB
- 特徴: 横置き設計、USB 3.1(Gen.1)対応、静音設計
- おすすめポイント: 安定感のある日本メーカー、静かな動作音
おすすめ外付けHDD/SSD比較表
製品名 | 容量 | タイプ | 転送速度 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Seagate Game Drive | 4TB | HDD | 約140MB/s | 12,800円 | PS4公式ライセンス |
WD_BLACK P10 | 5TB | HDD | 約140MB/s | 15,500円 | 大容量・耐久性 |
Samsung T7 Shield | 2TB | SSD | 1,050MB/s | 19,800円 | 超高速・防塵防水 |
SanDisk Extreme V2 | 1TB | SSD | 1,050MB/s | 15,500円 | 携帯性・頑丈 |
Seagate Basic | 2TB | HDD | 約120MB/s | 7,480円 | 最安値クラス |
HDDとSSDの違いとPS4での比較
基本的な違い
HDDとSSDは、データを保存する仕組みが根本的に異なります:
- HDD(ハードディスクドライブ): 磁気ディスクに物理的に記録する古典的な方式
- SSD(ソリッドステートドライブ): フラッシュメモリに電気的に記録する最新方式
PS4でのパフォーマンス比較
PS4で実際に使用した場合の性能差を見てみましょう:
ロード時間比較(代表的なゲームタイトル)
ゲームタイトル | PS4内蔵HDD | 外付けHDD | 外付けSSD | 短縮率(SSD) |
---|---|---|---|---|
モンスターハンターワールド | 58秒 | 52秒 | 31秒 | 約47% |
ウィッチャー3 | 67秒 | 63秒 | 34秒 | 約49% |
FF7リメイク | 45秒 | 42秒 | 22秒 | 約51% |
Ghost of Tsushima | 52秒 | 48秒 | 28秒 | 約46% |
※測定値は一般的な環境での平均値であり、実際の環境によって異なる場合があります
このように、SSDを使用することでロード時間が約半分になるケースが多く、特にロード回数が多いゲームでは体感できる差となります。
どちらを選ぶべきか
以下の表を参考に、自分のニーズに合った選択をしましょう:
あなたの優先事項 | おすすめ |
---|---|
とにかく大容量が欲しい | HDD |
コスパ重視 | HDD |
ロード時間短縮が最優先 | SSD |
持ち運びが多い | SSD |
長期使用を考えている | SSD |
PS4外付けHDDの接続・設定方法
PS4に外付けHDDを接続する手順は非常に簡単です。以下の手順で設定しましょう。
基本的な接続手順
- PS4の電源が入っている状態で、外付けHDDをUSBポートに接続する
- PS4が自動的に外付けHDDを認識します
- 画面の指示に従ってフォーマットを行う(※注意:フォーマットするとHDD内の既存データはすべて消去されます)
- フォーマット完了後、外付けHDDが利用可能になります
拡張ストレージとしての設定
- PS4のホーム画面から「設定」を選択
- 「周辺機器」→「USBストレージ機器」を選択
- 接続した外付けHDDを選び、「拡張ストレージとしてフォーマット」を選択
- 画面の指示に従ってフォーマットを完了させる
ゲームの移動方法
内蔵HDDから外付けHDDへ、またはその逆にゲームを移動させる方法:
- PS4のホーム画面から「ライブラリ」を選択
- 移動したいゲームを選び、「オプション」ボタンを押す
- メニューから「移動」を選択
- 移動先(内蔵HDDまたは外付けHDD)を選び、「OK」を押す
注意点
- PS4の電源がオンの状態で外付けHDDを抜き差ししないでください
- 取り外す際は必ず「設定」→「周辺機器」→「USBストレージ機器」→「接続を解除する」を選択してから行いましょう
- 外付けHDDが認識されない場合は、別のUSBケーブルを試すか、別のUSBポートに接続してみてください
よくある質問(FAQ)
Q: PS4に使える外付けHDDの最大容量は?
A: PS4で公式にサポートされている外付けHDDの容量は250GB~8TBです。8TBを超える製品は認識されない可能性があります。
Q: PS4用の外付けHDDはPS5でも使えますか?
A: 基本的にはPS5でも使用可能です。ただし、PS5のPS4ゲームをプレイする際の外部ストレージとして利用できますが、PS5専用ゲームは内蔵SSDまたはPS5対応の拡張SSDにインストールする必要があります。
Q: 外付けHDDの寿命はどれくらい?
A: 一般的にHDDは約3~5年、SSDは約5~10年とされています。ただし、使用環境や使用頻度によって大きく異なります。定期的なバックアップをおすすめします。
Q: 外付けHDDを接続したままPS4をスタンバイモードにしても大丈夫?
A: 基本的には問題ありませんが、長期間使用しない場合は外しておくことをおすすめします。また、外付けHDDへのデータ転送中にスタンバイモードにするとデータ破損の原因となる場合があるので注意が必要です。
Q: 外付けHDDが認識されない場合はどうすればいい?
A: 以下を試してみてください:
- 別のUSBポートに接続する
- USBケーブルを交換する
- PS4を完全に電源オフし、再起動する
- 外付けHDDを別の機器(PCなど)に接続して認識されるか確認する
- それでも認識されない場合はHDDが故障している可能性があります
Q: セーブデータは外付けHDDに保存できる?
A: PS4のゲームセーブデータは基本的に内蔵HDDにのみ保存され、外付けHDDには直接保存できません。ただし、バックアップ目的であれば、設定メニューから手動でバックアップすることは可能です。
まとめ:PS4外付けHDD選びのポイント
PS4用の外付けHDDを選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう:
- 容量: 一般的には2TB~4TBがバランス良好
- タイプ:
- 大容量重視ならHDD
- 速度重視ならSSD
- 接続: 必ずUSB 3.0以上の製品を選ぶ
- メーカー: 信頼できる有名メーカーの製品がおすすめ
- 予算: HDDなら1TBあたり約4,000~6,000円、SSDなら約10,000~15,000円が目安
2025年現在のベストバイとしては:
- コスパ重視: Seagate Basic 2TB
- バランス重視: Seagate Game Drive 4TB
- 性能重視: Samsung T7 Shield 2TB
PS4の容量不足でゲームライフが制限されているなら、ぜひこの記事を参考に、あなたに最適な外付けHDDを選んでみてください。プレイできるゲームの幅が広がり、ロード時間も短縮できる可能性があります。ゲームを思う存分楽しむための投資として、外付けHDDの導入を検討してみてはいかがでしょうか。